5月31日(土)、西宮市市民交流センターにて「ボランティアリーダー養成講座」の第3日目を開催しました。今回は理事であり甲南女子大学の名誉教授である奥田和子を講師に、「災害食」をテーマにした講義を行いました。災害食とは、「日常の食事に戻るまでの約3か月間(災害の規模にもよるが)、食べ続ける食べ物すべてを災害食という」と定義しており、発災直後の大混乱期、1週間後から1か月後の混乱期、1か月以降の炊き出し期、などの区分で説明があった。災害食の時間経過を考えると大きく3つに分類され、①発災後3日間は各自の非常持ち出し袋を活用し、②その後の7日間は備蓄食品を活用、③10日目以降は避難所などでの炊き出しの実施、という流れである。先生が特に強調されていたのは、非常持ち出し袋には、水や電気、ガスがなくてもすぐに食べられる物を入れておくこと。また、東日本大震災の調査結果などから日本人はご飯を食べることが好きなので、日頃から地域や職場で炊き出しの訓練をしておくことが大切だと力説されていました。今回の話を聞いて我々も炊き出し訓練の計画をしたいと思います。