8月2日(土)、西宮市民会館において、岩手県野田村保育所の小野寺すみ所長をお招きして、「災害から子どもを守る!」というテーマで、講演会を開催しました。岩手県野田村は、東日本大震災発生直後の2011年3月末から本会が救援・支援活動に入らせていただいている被災地であり、野田村保育所は津波ですべてが流されてしまいました。震災当時、保育所にいた約90名の子どもたち全員を、保育士の先生方の迅速で的確な行動により高台などへ避難させ、全員が無事に助かった保育所でもあります。野田村保育所では、定期的な避難訓練のほかに、早足で歩く練習も行っているそうで、小野寺先生は、これら日頃の訓練や練習の大切さを強調しておられました。震災当日は、あれほどの大地震だったにもかかわらず、泣いたり騒いだりする子どもはなく、スムースに避難することができたとのお話でした。災害弱者と呼ばれる子どもたちへの対応について、我々はまだまだ学ばないといけないことがたくさんあると感じた講演会でした。小野寺先生、遠路はるばる西宮までお越し下さいましてありがとうございました。