2月10日(火)夕方5時から野田村社会福祉協議会仮設事務所2階にて、平成26年度第10回地域見守り勉強会が開催されました。社協職員、社協生活支援相談員、民生委員、包括支援センター職員、チーム北リアス共同代表、NVNADが参加し、(1)高台移転等の状況(引っ越しボランティア)について、(2)今後想定される住民ニーズと関係機関やボランティアとの連携方法のありかたについて−の2点を中心に1時間半にわたって、意見交換を行いました。
まず、野田村社会福祉協議会が把握している仮設住宅世帯(みなし仮設を含む)の先月の転居状況の報告がありました。仮設住宅の入居軒数がピーク時の半分程度になるなど、高台移転や自力再建が進んでいることが確認されました。今後も予定されている仮設住宅からの引っ越し(後の片付け等)について、引き続き、ボランティアとして地元高校生に手伝ってもらってはどうかという意見が出ました。
次に高台にできる公営住宅において、住民自治を活発にするために集会スペースが欲しいという声があることが報告されました。また、前回の勉強会からの提案をうけて、現在建設中の公営住宅内の集会場のデザインについて住民の声を活かす場を活用しているという報告もありました。
これから増えていくであろう高齢の独居世帯の見守りをいかに行っていくかという点について意見交換がなされました。そういった高齢者の独居世帯を対象とした健康教室やカフェのような活動を計画する必要性を確認しあいました。そういった活動の中で、独居世帯の方の親戚関係などを把握し、「ほんとうは一人じゃない」ことを確かめることがキーポイントになりそうだという意見も出ました。
公営住宅への転居が続く中で、公営住宅で暮らす中で体験した困ったことをまとめた「困ったことリスト」を試験的に作成してみてはどうかという意見もありました。神戸や中越、野田村の方の中でも先に公営住宅に入った方の知見を活かして、野田村の方の暮らしにつなげることができそうだと会場から賛成の声が上がりました。
次回勉強会は、3月13日(金)10時〜11時30分、場所は、今回と同様、野田村社会福祉協議会仮設事務所2階で開催される予定です。