3月19日福島県郡山市のNPO法人ハートネットふくしまさんを訪問し、富田町若宮前応急仮設住宅(富岡町住民対象)で毎週金曜日に行われているお茶会の手伝いをさせていただきました。
仮設住宅での生活も3年半を越え、ハートネットふくしまさんにより毎週行われているお茶会も、入居者の皆様にとってすっかりお馴染みのものとなっています。この日も、私たちが到着する前から机などを並べ待っておられました。
この富田町若宮前仮設では、富岡町の他、毎週水曜日には双葉町住民を対象としたお茶会が実施されていますが、このお茶会には、西宮の髙山堂様のご協力を得て、毎月異なる和菓子を送らせていただいています。訪問した日は、ちょうど髙山堂様のお菓子をお出しする日にあたりましたが、今月のお菓子は“みかさ”でした。仮設の皆様が、毎月楽しみにされている様子を直に拝見することができました。このお茶菓子の発送も3年以上になりますが、何より、継続して行っていることを喜んでくださり、感謝の気持ちをお伝えいただきました。阪神大震災の経験から、息の長い支援を…との思いのもと、ご協力くださっている髙山堂様に改めて感謝申し上げます。
翌21日は、炊き出しのための野菜カットなどを手伝いました。NVNADが支援活動を行っている野田村に発注したしいたけを、炊き出し用にカットし、小分けにして真空パックにする作業でしたが、作業中は、ハートネットふくしまの職員の方から、避難しておられる方々の様子や活動の現状についてうかがう貴重な時間でもありました。復興住宅の建設が大幅に遅れており、まだ当分は仮設住宅生活が続くと思われる現状や、移り住んだ復興住宅におけるコミュニティづくりの難しさなどをうかがい、まだまだ必要とされる支援があることを改めて感じました。今後も、移り変わる状況に対応した支援、被災者の皆様に寄り添った支援を継続していきたいと思います。