６月２０日（土）、西宮市民会館にて、①ＮＶＮＡＤ総会、②特別講演会、③Ｊネット総会と３つのプログラムを開催しました。まず、①ＮＶＮＡＤ総会では、2014年度の事業報告・決算報告と2015年度の事業計画と予算について議題に上げました。2015年度の新規事業としては、「災害ボランティアリーダー養成講座」や「企業向けの啓発講座」、あるいは、被災地の野菜やお米などの特産品を西宮で販売し被災地を支援する「八百屋さんプロジェクト（仮称）」や「防災マップ活用事業」などについて提案させていただきました。会員の皆様からは特に異論もなく、議案は満場一致で承認されました。
次に、阪神ＮＰＯ連絡協議会と共催で②特別講演会を開催しました。講師にはＮＰＯ法人ハートネットふくしまの吉田公男理事長にお越しいただき、前半部分では阪神・淡路大震災当時西宮での活動の様子やＮＶＮＡＤとの出会いについて、後半部分では福島県の現状や課題について全体で約１時間お話をお聴きしました。ハートネットふくしまの事務所がある福島県郡山市では、吉田さんたちのNPOが今なお仮設住宅で炊き出しやお茶会などを定期的に開催されています。「食べるための炊き出しではなく、お楽しみの炊き出し」をやっているという言葉はとても印象的でした。参加するみんなに楽しいと思ってもらい、それが自立につながっていけばと願う吉田さんの熱い想いに感銘を受けました。これからも微力ながら応援していければと思います。
そして、最後は③Ｊネット（全国災害救援ネットワーク）の総会を開催しました。長崎や新潟、福島や名古屋などから、天理教ひのきしん隊や真如苑SeRVなど７団体１５名が集まりました。まず、各団体の近況報告、会計報告などを行ってから、今後の組織体制や活動について意見交換を行いました。全体の意見としては、ネットワークの必要性については確認がとれ、事務局から提案させていただいた大学生や若者なども関われるようなネットワークづくりについては、来年度以降の検討課題となりました。とりあえず決定したことは、会員の継続確認、役員の確認、連絡網の整理、来年度の総会開催場所の調整、などをこれから行っていくことになりました。会員数は設立当初に比べだんだん少なくはなってきていますが、これからも意味のあるネットワークになるよう、事務局としても頑張ってサポートしていければと思っています。皆様、遠路はるばる西宮までお越し下さりありがとうございました。
