岩手県野田村に行ってきました。

9月10日〜14日の日程で、関西学院大学社会学部と協働で岩手県野田村にボランティアバスで行ってきました。今回の参加者は総勢18名、関西学院大学の学生さんを中心に大阪大学の学生さんも参加してくれました。10日(木)16時に西宮を出発し、野田村を目指しました。台風18号の大雨の影響で、東北自動車道路が宮城県あたりで通行止めになり、夜中の2時頃から翌11日(金)朝8時頃まで磐越自動車道の磐梯山サービスエリアで待機となりました。すぐに通行止めが解除となっても、野田村まではまだ約7時間かかるということで、福島県郡山市内で運転手さんに仮眠をとっていただくことになりました。

通行止めが解除となり14時過ぎに郡山市内を出発、野田村には予定より12時間遅れの21時に無事到着しました。このようなハプニングは初めての経験でしたが、参加者全員健康状態は特に問題はなく良かったです。結局その日は活動ができず残念ではありましたが、その分、参加者同士の絆が深まったのではないかと思います。翌12日(土)は、午前中、チーム北リアス現地事務所長の貫牛氏より、震災前と震災後の野田村の様子についてレクチャーを受けたあと、「まち探検班」と「復興住宅交流会のお手伝い班」とに分かれて活動を行いました。夕方チーム北リアスの現地事務所に集合し、野田村村議会議員の山田様にお越しいただき、「まち探検班」の報告を兼ねて、野田村の現状や未来について意見交換を行いました。そのあと、村民の方々をお招きして交流を目的に食事会を開催させていただきました。

翌13日(日)は、『のだ村交流祭』ということで、野田村中仮設住宅、泉沢仮設住宅、南沢高台復興住宅、下安家高台復興住宅の4か所で、野田村産のホタテや豚肉が入った焼きそばを中心に、ハンドアロマや茶話会などのプログラムを実施し、住民の皆さんと交流をさせていただきました。この「のだ村交流祭」は、地元の皆さんをはじめ、大阪大学災害ボランティアサークルすずらんに多大なご協力をいただきました。野田村ではこれからますます高台移転が進んでいくことになりますが、仮設住宅に残ざるをえない方のことも忘れず、チーム北リアスの一員として、これからも細く長く野田村と関わっていければと考えています。