4月14日(木)21時26分に発生しました「熊本地震」の支援のため、4月15日(金)〜16日(土)の日程で、先遣隊を益城町(ましきまち)に派遣しました。益城町は熊本市より東側に位置し、震度7の強い揺れが観測された地域です。新幹線で博多まで行き、そこからはレンタカーで移動しました。九州自動車道は植木インターから先が通行止めだったため、植木インターで下車しました。熊本市内に向かう国道は大渋滞でしたが、我々は迂回道をネットで検索しながら益城町に向かいました。益城町役場に14時過ぎに到着し、被害の激しかった役場周辺を2チームに分かれて歩いてまわりました。至るところで家が倒壊しており、住民の皆さんは恐怖や不安などで、ただただその場に茫然と立ちすくんでおられる状況でした。15時30分頃、避難所になっている総合体育館へ移動し、また、益城町社会福祉協議会にも少し立ち寄らせていただきました。その後、宿泊場所である熊本市内の宿舎に移動し、夕食をとり、メンバー間で打ち合わせを行いました。
15日午前0時過ぎに就寝しましたが、1時25分に大きな揺れで全員飛び起きました。長い揺れが一旦落ち着いたところで、従業員から「駐車場に避難して下さい」、との指示があり全員駐車場に避難しました。街中の電気は消えており、サイレンが鳴り響く中、5分おきぐらいに強い余震が襲ってきました。3時30分頃に別館の大広間に案内されましたが、絶えず余震が来ていて、仮眠もとれない状況で朝を迎えました。9時頃宿舎を出発し益城町に向かうことにしました。熊本市内のガソリンスタンドには長蛇の行列ができており、また、コンビニで昼食や飲み物を購入しようとしても、すべてのコンビニが閉鎖されていました。益城町には11時30頃に到着しましたが、道路は至る所に亀裂や段差ができていました。総合体育館に到着すると、避難者は前日の倍以上になっており、館内は人で溢れかえっていました。避難所が一杯であったり、余震の怖さや不安から、多くの方が車内で生活をされており、駐車場は車で一杯の状態でした。救援物資も食べ物はほとんどなく、大変な状況でした。