5月14日(土)、5月21日(土)〜22日(日)と熊本県益城町にスタッフは入りました。益城町はベッドタウンで人口が約34,000人、約13,000世帯の町である。今回の地震での被害は、死者21名、全壊家屋が3,912戸、半壊が3,040戸、一部損壊が7,743戸です(5月22日時点の熊本県庁のデータ)。避難所は現時点でも15カ所開設されており約3,200名の方が依然避難所での生活を余儀なくされています。これまで我々が経験したことがないほどの大きな余震の連続や、ボランティアが宿泊できる施設が益城町や熊本市内にはほとんど空きがない状態、あるいは、益城町は倒壊家屋が多くボランティアとして作業できる内容が限られていたり、地元が相当混乱している中で多数のボランティアを送り出すことを躊躇していた部分がありました。

もちろんこれまでもNVNADは被災されたお一人お一人に丁寧に接してきて、特に中長期的な支援を見据えて、地元との関係づくりを地道に行って参りました。ただ1ヶ月が経過し、だいぶ被災地の状況は改善されつつありますので、6月から8月を一つの支援重点期間として、避難所での足湯や茶話会、子どもたちとの遊び活動、あるいは、仮設住宅への引っ越しや仮設住宅で様々な支援活動のニーズが上がってくることが予想されますので、NVNADならではの支援活動を展開していければと考えています。引き続きこれからもご支援ご協力をよろしくお願いいたします。