熊本地震・現地報告(6月2日〜5日)

6月2日〜5日の日程で、西宮市社会福祉協議会さんと共同で熊本に行ってきました。今回は大阪から夜行バスで熊本入りしました。3日朝9時前にJR熊本駅前に到着し、レンタカーで益城町を目指しました。10時頃に総合体育館に到着し、午前中は、プログラムの実施場所や時間などの調整を、YMCAのスタッフと行いました。昼食後は、正面玄関を入ったロビーで、ニュースポーツゲーム(トリコロキューブ)を実施させていただきました。体育館内に避難されている方々にアナウンスするとたくさんの方が集まってくださいました。参加者には、西宮の洋菓子研究会様からご提供いただいた焼き菓子をお渡しさせていただきました。

焼き菓子は、同研究会所属の洋菓子屋さんからご寄附いただいた品でしたが、西宮でも人気のお菓子屋さんが、各お店ごとにご提供くださったもので、どれも大変喜んでいただくことができました。阪神大震災の被災地である西宮から、応援の気持ちのこもったお菓子をお届けできたことは、我々スタッフにとっても嬉しいことでした。また、ゲームの合間におこなった茶話会には、運営を手伝ってくださった地元・尚絅大学の先生・学生さんたちも一緒に入ってくださり、避難者の皆様から震災当時や避難所の生活の大変さなど、お話を少しうかがうことができました。身体を少し動かすことや、誰かとお話することで、少しでも避難所生活でのストレス解消につながればと願います。

翌4日は、総合体育館にて朝9時から足湯の準備を行い、10時過ぎから正面玄関横のスペースをお借りして足湯とハンドアロマを実施しました。また、ロビーでは昨日に続いてニュースポーツゲーム(トリコロキューブ)を実施させていただきました。この日は小雨が降っていて少し肌寒かったこともあり、足湯にもたくさんの避難者の方がお越しくださいました。また、屋外の遊具広場、そして、保健福祉センターでは、子どもの遊び(プレーパーク)を実施させていただきましたが、この件は、別ブログでご紹介させていただきたいと思います。

午後からは、中央小学校の避難所にもメンバー3名が訪問して、「きままにサロン」というスペースをお借りして折り紙教室を開催し、避難者の皆さんと交流を図りました。この2日目の活動には、熊本大学の先生と学生さんのほか、災害ボランティアセンターでの活動に(定員オーバーで)参加できなかった関西学院大学や桃山学院大学の学生さんたちにも加わっていいただき、スタッフとボランティア合わせて約20名で活動を行うことができました。仮設住宅の入居が6月中には始まるとのことですが、避難者全員が仮設住宅に入居できるのは8月になるかもしれないという情報もあり、まだまだ避難所生活が長引くものと思われます。引き続き、被災者の皆様に寄り添った支援活動を行っていければと考えています。