12月27日(水)、和歌山県みなべ町にこのほど完成した津波避難センターの会議室にて、わかやまNPOセンター主催、近畿ろうきんの共催で「親子防災教室」が開催されました。参加したのはみなべ町の親子を中心に、周辺地域からも参加されていました。まず最初に主催者からこの教室の趣旨説明があり、続いて、みなべ町役場総務課の野中様から津波避難センターの説明をしていただきました。そして、南海トラフ巨大地震について、スライドで簡単に紹介した後、4つのグループに分かれて避難先やルートなどの確認を行ってから、実際に避難訓練を実施しました。今回の想定が南海トラフ巨大地震だったので、高台である「猪ノ山」と「医王寺」の2カ所を避難所と想定して、グループごとにストップウォッチで避難時間を計ってもらいました。
また、避難途中に注意箇所などの確認もしてもらいました。各避難所では、スタッフより防災クイズを出題しました。それから、また津波避難センターに戻り、防災クイズの答え合わせや避難訓練の感想を発表してもらいました。NVNADにとっては初めての試みでしたが、参加者からは、「思っていたより津波到達時間が早いんですね」、「普段から避難場所やルートの確認が大切ですね」といった感想をお聞きでき、このような取り組みの必要性を改めて感じました。企画段階からこの事業に関わらせていただきましたが、私どもにとっても色々と学ばせていただくことが出来ました。運営にあたり多大なご協力をいただきました、みなべ町役場、みなべ町社会福祉協議会、南部高校の皆様に、心よりお礼申し上げます。