1月16日(火)〜17日(水)の2日間、東日本大震災、新潟中越沖地震、阪神淡路大震災の被災地による交流会を開催しました。
16日(火)は、兵庫県西宮市にある西宮神社会館にて、交流会を開催しました。交流会には、東日本大震災で被災した久慈市、野田村の人たちと新潟中越沖地震で被災した刈羽の人たち、地元西宮の人たち、関西学院大学、大阪大学、NVNADのメンバーが参加しました。
交流会では、被災地の現状を野田村の方、刈羽の方からそれぞれ報告いただいた後、4つのグループに分かれて今後の交流のあり方について話し合いをしました。話し合いの中で、今後とも交流を長く続けていくためには、イベントなどの企画が大切という意見が出ました。具体的には、従来のイベントである「こなもん大会」を行いながら、若い人にも参加しやすい新しい企画(例えばコスプレ!)などを盛り込んで、参加したいと思う人を増やせるような企画をしてみてはどうかという案が出ました。また、刈羽と野田村はお互い遠距離だけど、新しいことを企画するにあたってTV会議等で意見交換しながら交流を図ることもできるという意見もありました。そして、野田村と西宮の子ども達の交流は、次世代に向けた人づくりにもつながっていくため、今後とも続けてもらいたいという要望も出ました。
このような市民の交流は、震災後から自然発生的に生まれましたが、息の長い交流活動を今後も続けていくためには、活動資金が必要になってきます。グループでは活動資金として、テーマ別による募金活動や、チャリティー活動を通じて資金の確保を進めていく必要があるという意見が多く出ました。
17日(水)は、神戸市東遊園地で行われる阪神淡路大震災の震災メモリアルに参加しました。当日は、この時期にしては珍しく朝から冷たい雨が降っていましたが、多くの人たちが雨の中でろうそくに火を灯し、地震が発生した5時46分に合わせて祈りを捧げました。
今年で23年目を迎えた阪神淡路大震災、1月17日の祈りは、日本各地で起きた災害の犠牲となられた方々に捧げられる祈りのようでした。
2日間におよぶ交流会は、あっという間に過ぎました。交流会にご参加いただきました皆さま、お忙しい中、また遠方よりお越しいただき本当にありがとうございました。次回の交流会での再会を心待ちにしています。