大阪北部地震での支援活動(第5弾報告)

6月30日(土)
吹田市災害ボランティアセンターに朝から行ってきました。この日は、今回の活動を資金的(社会貢献預金「すまいる」)に応援してくださっています近畿ろうきんの中須様もボランティアとして、わざわざ駆けつけてくださいました。午前中は、吹田市災害ボラセンの発案で「にぎにぎ大作戦」が実施されました。
これは、NVNADが支援させていただいています新潟中越地震被災地(小千谷市塩谷集落)のお米と東日本大震災被災地(岩手県野田村)のお塩をご提供いただいたので、吹田市内の被災地域の福祉委員会、大阪市内の中学生のみなさんにご協力をいただき、吹田市災害ボラセンの皆様の発案で「おにぎり」を活動から戻られたボランティアさんに振る舞うという企画です。また午後からは滋賀県のチームが「焼きそば」の提供もありました。いづれもボランティアさんには大変好評でした。
昼からは近畿ろうきん中須様と同じチームで、マンションの6階にお一人住まいの高齢者宅での片付け作業のお手伝いに行ってきました。依頼内容は、部屋一杯に散らかっている物を分類して整理してほしいということでしたので、ダンボールを持参して、写真や本、割れ物や小物など分類して整理させていただきました。6名で片付けに取り掛かりましたが、時間切れとなり継続作業ということになりました。この日は佛教大学のボランティアチームも参加されていて、そのメンバーの中に西宮市社協のスタッフもいて、とても心強く感じました。(新規ニーズ17件、完了22件、継続5件、調整中56件、ボランティア82人)

7月1日(日)
きょうは「災害ボランティアセンター」としては活動最終日となりましたが、朝から吹田市に行ってきました。今回は、大阪大学からは渥美研究室、稲場研究室、そして、災害ボランティアサークル「すずらん」のメンバーが活動に参加されていました。我々は午前中と午後と昨日作業させていただいたお宅に行き、部屋の整理の続きをさせていただきました。昨日は通路の確保まででしたが、きょうはボランティア人数が多く、部屋全体が震災前の状況に復帰するところまで作業を行うことが出来ました。家主の方も朝はまだ重苦しい雰囲気でしたが、帰る時には笑顔も見受けられ、こちらもちょっとホッとしました。今回の地震では、お一人住まいの高齢者宅で活動させていただく機会が多かったですが、我々にお手伝い出来たことはほんの一部だと思います。今後は吹田市社協さんをはじめ、地元の皆様による見守り活動がとても大切になっていくように思います。追伸:1日の「にぎにぎ大作戦」は、吹田市ボランティア連絡会の皆様の愛情たっふりのおにぎりで、これまたボランティアさんに大好評でした。ありがとうございました。その他、吹田市災害ボラセンでは、大阪府生活協同組合連合会のスタッフもボランティアでご参加されていて、再会出来てうれしかったです。
(新規ニーズ5件、完了26件、継続2件、調整中40件、ボランティア97人)

【今後の予定:吹田市社会福祉協議会のブログより引用】
7月2日(月)、吹田市災害ボランティアセンターは「きららスマイルセンター(復興支援センター)」に移行します。
今まで吹田市外からも多くの皆様に来吹いただき、ご協力いただきましたことを心より感謝いたします。

☆7月2日(月)の予定☆
ニーズ調整及び関係団体等との連絡調整を行います。
ボランティア活動は行いません。

☆7月3日(火)〜7月6日(金)の予定☆
吹田市内の住民、吹田市災害ボランティアセンターで活動いただいた市内在住在勤のボランティアに「きららスマイルセンター(復興支援センター)」より直接連絡し、コーディネートいたします。
市外の新たなボランティア受付は致しません。
今後は、吹田市民の「住民のチカラ」を結集し、地域での助け合い活動で推進してまいります。