7月16日(月・祝)、岡山県にて、社会人ボランティアをはじめ、大阪大学の稲場研究室の皆さんと継続した活動を行いました。午前中は、矢掛町と真備町に分かれて活動を行いました。矢掛町ではある被災家庭を訪問し、家財道具や畳などの搬出作業のお手伝いをさせていただきましたが、水に濡れた畳は想像以上に重たく、高齢者お一人では到底運搬できないほど大変な作業だったようです。一方、真備町では、14日からお手伝いさせていただいているお宅で、屋内の片付けや清掃作業の続きをさせていただきました。
休憩の合間に、真備町のいくつかの集落を見て回りました。報道では町全体の27%が被災したと伝えられていましたが、実際のところは、見て回ったほとんどすべての家屋が浸水の被害を受けていました。
とりあえず、水に濡れた家財道具を家の外に出す作業が中心で、道端は多くの家財道具で山積みになっていました。水道は時間制限で使えるとのことでしたが、毎日使用できる時間帯がまちまちで、水道が使える時間帯は、洗い物をされているご家庭も多くみられました。電気も停電の上、水道やガスまでもが不安定な状態では、被災家庭にとっては大きな負担になっているのは間違いないと思います。
まび記念病院の近くを歩いていると、1人のおばあさんに出会い、お話を聞いてみると
「高血圧の薬がもうすぐ切れるから、病院に薬をもらいに来たけど、病院は閉まっていてどうしたらええかわからんわ」と困っておられた様子だったので、まび記念病院をネットで検索して病院の災害対策本部へ電話して、事情を説明したところ、ご本人ともお話をされ、後日薬をもらいにくる予約が出来たようで、とりあえず喜んでおられました。たまたまこのようにおばあさんに出会いましたが、生活上困っておられる方は、たくさんおられるように思いました。NVNADとしては、声をあげられない方々のことも忘れず、引き続き支援活動を継続していきたいと思います。引き続き、ご支援ご協力どうぞよろしくお願いいたします。