大阪大学大学院人間科学研究科と協定を結ぶ。

8月2日(木)大阪大大学院人間科学研究科と災害救援や復興支援、地域防災に携わる国内外の下記の3団体(新安世紀教育安全科技研究院(中国四川省)、北いわて未来ラボ(岩手)、日本災害救援ボランティアネットワーク(兵庫))との間で、「大阪大学オムニサイト(OOS)」の協定を締結し、記念シンポジウムが開催され、西日本豪雨災害支援の合間をぬって理事長渥美と出席してきました。大阪大学吹田キャンパスにて、11時から協定の調印式が開催され、志水センター長の進行の元、川端人間科学科研究科長と協定書を交わしました。
午後からは会場を移動し、同研究科附属「未来共創センター」との共催で記念シンポジウムが開催され、中国の張さんによる基調講演の後に、3団体の担当者からそれぞれ活動報告やこの協定に期待することなどをプレゼンしました。プレゼン後には、各団体が参加者の質問に応えるコーナーもあって、たくさんの学生さんと交流しました。最後に、NVNADや張さんとも交流の深いCODE海外災害援助市民センター(神戸市)の吉椿さんから、「協定を機会に、大阪大学の学生さんも参加してもらって、災害救援・復興支援・地域防災をますます充実していきましょう」とお言葉を頂いて、閉会となりました。

これまでも大阪大学と3団体は、それぞれ活動を共にしてきましたが、今後は大阪大学と連携した活動を公式な形で展開することになります。それぞれが培ってきている災害救援や復興支援、地域防災などの知恵や情報をさらに共有し、社会に役に立つ具体的な活動につなげていければと思います。
NVNADとしては、災害救援だけではなく、日頃の防災の取り組みなどにも、人間科学部・大学院人間科学研究科の学生の皆さんに、積極的に関わっていただけることを期待したいと思います。共に「地域に生き世界に伸びる」を実践していきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。最後になりましたが、この協定の締結にご尽力を賜りました大阪大学の川端先生、志水先生、および、庶務の皆様に心よりお礼申し上げます。

「オムニサイト」とは、英語であらゆるを意味する「オムニ」と、場を意味する「サイト」を合わせた言葉で、産・官・社・学の連携で支え合い、共生できる「場」を共に創出しようという仕組みである。2017年4月に始まり、企業や地方自治体などと協定を締結されている。