2019年2月18日-19日 北海道胆振東部地震被災地を訪問しました
日本災害救援ボランティアネットワークでは、北海道胆振東部地震
で被災された皆さまに想いを馳せ続けつつも、西日本豪雨災害を
はじめとする救援・復興支援活動のため、なかなか現地に行って
活動することができておりませんでした。皆さまから北海道での
支援活動のためにご寄付を頂戴しておりましたが、今回は、現地
で私どもと趣旨を同じく活動されている団体に託すこととし、情報
収集を重ねて参りました。
年内には「北海道みらい被災地支援プロジェクト」様と巡り会っておりましたが、ようやく
現地を訪問することができ、実際の活動に参加させていただき、今後のご活動のために
支援金を託しました。
18日は、土砂崩れをはじめとする被災の現場や、仮設住宅を回り
ました。夕方からは、厚真町ルーラルビレッジにて、住民の皆さま
と北海道みらい被災地支援プロジェク様、じゃがネット様、北海道
足湯隊(レスキューストックヤード様、とちぎボランティアネット様が
サポートされています)様、そばで加わるネットワーク様との交流会
に参加させていただきました。居酒屋プロジェクトとして積み重ねら
れてきた交流会で、手作りのおでん、そばを中心として、山形から
届けられた郷土料理、ジュース、日本酒などを交えて、老若男女
約40名の参加で大いに盛り上がりました。「地震によって苦労して
きたが、こうした場を通して地域の繋がりが深まることが嬉しい」という声があちこちで
上がり、あっという間の3時間でした。自治会長からは、「こうしてご支援いただくことに
対し、何とかお礼をしたいと思う。それは、今後あいにく被災されてしまう方々が苦労
しないように様々な可能性をここで今のうちに試していきたい」とご挨拶がありました。
19日は、レスキューストックヤードから現地に滞在してご活動されて
いる方のお世話になって、仮設住宅談話室でお二人の男性から
現状について詳しくお話を伺いました。隣の騒音が気になって眠れず
昼夜逆転の生活をされている方や、外に出てこられない方々など、
仮設住宅での生活の厳しい面が多く語られ、今後の見守り活動の
重大さがひしひしと伝わってきました。続いて、夜間避難(昼間は自
宅の片付け)をされた地区を訪問し、女性の皆さま三名からお話を
伺いました。終始笑顔でお話し下さいましたが、ご自身の健康の
維持と、過疎高齢化がさらに進むことへの静かな懸念をお話し下さいました。今後、
ボランティアなど外部者を交えて、どのように地域の復興をしていくか。もちろん、この
ような短い滞在で判断することは無理ですが、長期的な視点をもって活動されている
北海道みらい被災地支援プロジェクト様、じゃがネット様、またこうした活動を支援して
おられる様々な団体の皆さまとともに、私どもも遠くからではありますが、見守りを続け
たいと思います。
最後になりましたが、当時の話や現在のご苦労など実にたくさんお聞かせ下さい
ました現地の皆さま、そして、現地での活動でお世話になりました北海道みらい
被災地支援プロジェクト様、じゃがネット様、北海道足湯隊様、そばで加わるネッ
トワーク様、レスキューストックヤード様、とちぎボランティアネット様など支
援されている皆さまに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。