西日本豪雨災害 活動報告(第31報)

先日6月2日(日)、人間科学部学部生5名で岡山県倉敷市真備町の仮設住宅を訪問し、グリーンコープの皆様と一緒に炊き出しボランティアを行いました。今回のメニューはバラ寿司とかきたまスープでした。バラ寿司は、ちらし寿司によく似た岡山県の郷土料理です。今回参加してくださった皆様には特に馴染みのある料理であったため、自然と話も弾み、喜んでくださっていたように思います。

ひと月前の活動で、住民の方から話しながら手芸をしたい、とのご要望があり、グリーンコープの皆様と相談しながら、くるみボタンを作るワークショップを開催しました。今回は金属のボタンを布でくるむ、くるみボタンを住民の皆様と作りました。作ったくるみボタンは髪飾りやマグネットにアレンジし、ご自宅でも使って頂けるようにしました。簡単な作業のため、幅広い世代の女性に参加して頂けました。お好きな布地や飾りを選んだり、作業をする中で会話が生まれたりと、楽しいひとときを過ごして頂けたと思います。「久々にこんなこと(手芸)をした。みんなと話しながら作るのは楽しい。またしたい。」とのお声も頂戴しました。

今回の活動では、NVNADを介した皆さんのご支援をうけて、渥美研と稲場研の学生が参加。筆者(渥美研)は、稲場研が持ち込んだくるみボタンを通して色々体験することができ、今後の交流にもつながればと思いました。

しかし、皆さんと楽しい時間を過ごすことに嬉しさを感じる一方で、災害から1年が経とうとする今も、復興にはさらなる支援が必要であり、まだまだ時間もかかってしまうという事実も実感しました。今後も継続して真備町の復興支援に携わっていきたいと思いました。
今回ボランティア活動を行うにあたりご協力頂きましたグリーンコープの皆さま、お集まり頂きました仮設住宅にお住いの皆さま、本当にありがとうございました。
(学生代表 大阪大学3年 野見山菜々子)