こんにちは、キッズドアプロジェクトのワタナベです。
少し遅くなってしまいましたが、先週、神奈川県川崎市の田園調布学園大学で行われた 第3回 子どもが作る町 ミニたまゆり を見に行ってきました。
このイベントは、田園調布学園大学と”ミニたまゆり”実行委員会が主催する、
子どもによる、子どものためのイベントです。
「子どもの町」というイベントは、もともとはドイツ発祥のこどものためのプログラムということで、子どもが主役になってまちづくりを行います。
一見すると、こどものお店屋さんごっこのようですが、この町には市長も税務署も銀行も警察署もあって、それがすべてこどもの手で運営されています。
行政以外にも、クレープ屋さんや、迷路、工作教室、ネイルサロンまであります。
新聞社もあって、速報のたまゆり新聞を発行しています。
会場内は、どこも大盛況。
イベントは2月9〜10日間の3日間開催され、私は中日の10日にお邪魔したのですが、寒い日にもかかわらず、親子づれでいっぱいでした。
子「迷路がやりたい」
親「それじゃ、2ユリー(お金の単位)かかるから、働かなくちゃだめだね」
ミニたまゆり内ではユリーという独自通貨が使われるのですが、これは円では買えなくて、ユリーが欲しければ、子どもの町で働かなくてはなりません。
だから、会場内でゴミ拾いをしたり、
「モグラたたき 1回1ユリー おもしろいから来てください」
と即席の宣伝マンが登場します。
そのような簡単な仕事ではない、市役所や税務署や迷路を作ったりというようなものは何か月も前から大人のサポートをうけながら、すべて子どもたちが準備します。
この準備の過程がものすごくこどもたちのためになるのです。
実際に働いてお金を得ること、町に必要な機能について、などひとつづつ学びながら成長していくことは素晴らしいです。
そして、それをあたたかく、しんぼう強く見守る親や地元の方々、そして何より、主体となってがんばる田園調布学園の生徒さんたちがすごい(%ニコ女%)
ミニたまゆりは今年で3回目、ここまで続けてきた努力はすごいです。
こどもの町 というイベントは、ここだけでなく、日本全国でおこなわれていて、昨年は全国サミットも行われたそうです。
今、子どものまち に関する本も出るそうですのでお楽しみに!