先日、フューチャーイノベーションフォーラムさんをお連れして、東京都教育庁の方とお話していて、改めて感じたのですが、
行政や学校の方にとっては
「企業がどうしてそんなに一生懸命、教育支援や子育て支援を行うのか?」
そこが、どうもまだ懐疑的になっているということです。
フューチャーさんのプログラムもそうですが、
1プログラムを開催するために、莫大な手間、ひま、経費をかけている。
ひとつの授業に、普通の学校教育では考えられないことです。
普通は30〜40人の子どもを、先生一人で教科書と黒板で教えているのに
企業のワークショップとかいうと、
ボランティアの社員の方が、たくさんお見えになって、
少人数のグループを教えてくれたり、用意する教材も
すごく手が込んでいたり、高価だったりするのですから
だから、
「そんなにやってくれるのには、裏に何か理由があるんじゃないか?」
と、疑ってみたくなるのも当然と言えば、当然なんですが、
ほとんどの企業は、本当に純粋に
「将来を担うこどもたちを助けたい」とか
「会社として、社会に貢献したい」
という純粋な気持ちで取り組んでいらっしゃいます。
そこには、
「うちの企業を宣伝したい」とか
「将来の顧客になって欲しい」とかいう気持ちは
驚くほどない企業さんが多いです。
でも、そこが学校側としては、今一歩信じきれない。
確かに、自社の宣伝目的みたいな授業をなさるところもあるので、
そういうもので、バイアスがかかっちゃうのは、いたしかたないところです。
例えば、出張授業評価の第3者機関があって、そこが内容を見た上で
リコメンドするとか、そういう機能が必要なのかもしれませんね。