桜並木の同潤会赤羽分譲住宅と、十條湯

桜の季節の銭湯めぐり、以前一度リポートした北区西が丘の同潤会赤羽第一、第二住宅へ満開の時期をねらって行ってきました。前回は北側の赤羽駅からでしたが、南側からのアプローチにも桜並木があるので、十条駅下車で行きます。

まず埼京線十条駅近くの十條湯さんです。十條湯は十条駅からのびる十条銀座商店街の途中から横道に入ります。商店街からは外れていますが、周囲もお店が多く、にぎやかな一角です。珍しいのは喫茶室が併設されていて、ビールなどが飲めるようです。

脱衣場は天井が高く、階段を上がった中二階にはサウナのお客様用休憩スペースも設けられています。浴室に入ると何より壁の絵がすごい。太陽に向かってはばたく二羽の鶴、大迫力です。そしてこの銭湯には絵のイメージがぴったりの活気があります。サウナはじめジェットなど浴槽が充実していていろいろ楽しむことができ、商店街に多いレクリエーション向きの銭湯といえましょう。連れだって来られている、あるいは顔見知りの方も多く、にぎやかです。浴槽が充実している分、洗い場が若干混雑するので譲り合って使いましょう。

十條湯 東京都北区十条仲原一丁目14−2 埼京線十条駅から5分くらい。15:15〜24:30(日曜朝湯もあります。) 火曜お休みです。

さて、十條湯から北の環七通りに出て西へ、姥が橋交差点まで行きます。地図上では遠回りですが、実は谷になっていて、十条からまっすぐに赤羽の方に行こうとすると、坂や階段の上り下りだらけ。

姥が橋交差点から北東へ斜めに西が丘に向かう道へ入ると、右手にも桜の並木道がありますが、そっちへ行くと谷間の方へ行ってしまうので、ここは見るだけ。西が丘は稲付の組合が区画整理した住宅地で、区画道路でも10m以上の幅があり、宅地の区画も大きいので、あちこちにきれいな桜の木があります。特に見事なのは同潤会が区画整理地区内の土地を借りて建設した同潤会赤羽分譲住宅(第一期、第二期)のエリアです。同潤会の勧めで住宅購入者が家々の前に植えた桜の木が、トンネルのように続いていて、桜の季節は多くの人でにぎわいます。歩いてきた終点、同潤会地区の北隣には、以前ご紹介した富士の湯があります。