町屋のケーキ屋さんと子宝湯、同潤会尾久普通住宅は?

今週も町屋へ、町屋には銭湯が多くてどこへ行こうか迷ってしまいます。

今回は町屋駅前の通りの西側の歩道を歩いていきますが、すぐにあるのが、近所の方でにぎわっているケーキ屋さん。ですが、紅葉の飾りつけとともに立っている幟は栗むしようかん?。この組合せが町屋らしく、どちらもおいしそうで、午後にコーヒーとケーキ、夕食後にはお茶を入れて栗むしようかん、という私の理想的な一日を実現してくれそうなお店です。(わが家はお菓子エンゲル係数が高いです。)

この大通り(尾竹橋通り)は少し東に斜めになっていますので、子宝湯さんへは途中で左手のお店がちらほら並ぶ道へ入らないと行けません。すると右手に銭湯の煙突が見え、材木も積み上げてあります。ここが子宝湯ですが、どこにもその名前はありません。玄関の外側は改装されていますが、中の構造は伝統的な銭湯、番台、格天井になっています。
浴室の壁には、岩に打ち寄せる波の絵で、富士山は女湯にもないようです。仕切りにも西洋風の城と水鳥のタイル絵があります。外見は若干古い感じですが、内装はきれいでタイルもピカピカしています。お湯はちょっとぬるい目でしょうか。

子宝湯 荒川区町屋三丁目9−7 営業時間 15:00〜24:00 土曜お休み 都電、京成線、千代田線町屋駅から10分くらい

さらに北上していくと東西の商店街は電化通り。関東大震災被災者向けの復興住宅、同潤会尾久普通住宅はその北側にあったはずです。新しい都営町屋六丁目アパートの南側に並ぶ住宅がその名残かもしれませんが、現在はほとんどそのイメージを見いだすことができません。都営アパートの北はもう隅田川。

電化通りとはちょっと変わった名前ですが、苛性ソーダとマーガリン製造のパイオニアだった旭電化工業の工場から付いた名前だそうです。工場の跡地は首都大学東京と、密集市街地が多い尾久、町屋地区の重要な避難場所である尾久の原公園になっています。