目黒川沿い、船入場調節池の桜、光明泉

桜を楽しめる銭湯のご紹介第二弾は目黒川の桜です。東急東横線、メトロ日比谷線が中目黒駅に近づくと、眼下に目黒川を渡ります。以前中目黒駅到着寸前の日比谷線電車が脱線し、発車した電車と衝突する大事故が起こったのはこの近く。直後現場を通過した電車から見えた、半分なくなってしまった車体は衝撃的でした。今は現場に慰霊碑が建ち、メトロの社員の方が大切に守っている姿を車窓から時折拝見します。
目黒川は季節には見事な桜の帯になります。蛇崩川との合流点あたり、あるいは少し下流側に行った船入場調節池の公園のあたりもきれいです。船入場というのは、水運が行われていた名残なのでしょうか。目黒川は普段は流れがほとんどないのですが、雨の時に急激に増える水量は恐ろしいほどで、船入場だった場所に洪水を一時貯める調節池が設けられているようです。

東横線、メトロ日比谷線からも光明泉の看板が見えます。中目黒駅からは線路に沿って引き返し、目黒川を渡ってすぐ、ビルの階段を上がったところです。脱衣場はスペースも狭いので譲り合いは欠かせません。浴室もスペースはあまりなく、シャワーの時など周囲に気を使いましょう。
壁はタイル基調で、クラシックカーとモダンガールという、なぜかよく見かける定番のものなど、控えめな図柄のタイルです。カランが観光旅館のような自動温度調節ができるもので、浴槽もジェットなど新しい設備が多く、お客さんも若い人が中心でした。

光明泉 目黒区上目黒一丁目6-1 不定休 15:00−25:00 中目黒駅から5分くらい