大阪銭湯レポート<女湯編> その3

レポートby kaede

生野区銭湯めぐりスタンプラリー20湯目に!
誰でもいいから教えたい!そんな銭湯に出会いました。

玉の湯さんです。
レトロな外観で中に入ると男女の表示板は扇形の鏡に
正面にはタイル絵と下足箱上の格子など全体の色彩が絶妙。
中に入ると品の良い女将さんが「えらい回ってるんやね
どこからきたん?」と声をかけてくれました。
そんな会話の中、飛び込んできたのが格天井と巨大な扇風機。
ほこらしげに現役を主張していて、なんだか泣けました。

脱衣場はすっきりしていて無駄がない。
完璧なのです。全身鏡が多くて極めつけは三面鏡
といっても角度を少しづつずらした鏡を3枚つなげたもので
つなげると3〜4mあってバレエ教室のよう。
実際より広く感じられるのはこの鏡の配置が絶妙だから。
ゾウの形のベビー用体重計も年代を感じさせます。
ベビーベットは2床だけ。隙がない。

浴室に入る扉の横には梅のすりガラス
中は広く開放感があって入ってすぐ左側に電気風呂
岩風呂みたいになっています。中央に大きな浴槽がひとつだけ。
浅・深・気泡が備えられカランと浴槽の間が広く贅沢なつくりで、
真正面に庭園があり明かり窓天井は八角形で巨大な柱が2本、
見上げてるうちにうっとりしちゃいました。
湯船につかって、やっとお客さんの多さに気づきました。

みかん水を飲みながら、正統派銭湯の素晴らしさを実感するのでした。

 「玉の湯」大阪市生野区小路3-3-17