勝どき橋、海軍経理学校跡と寿湯

築地市場から勝どき橋へ歩いて行くと、橋の手前に大きな字で書かれた「かちときのわたし」の碑があります。勝どき橋が架けられる前は明治時代から勝どきの渡しが隅田川を渡していたそうです。すぐ上流には月島の渡しの跡もあります。昭和41年には隅田川の渡しはなくなってしまったそうですが、舟運が盛んで橋が少ない大阪はまだ多くの渡しがありますね。
「かちどきのわたし」の碑の横には海軍の主計科士官を養成した海軍経理学校跡地の碑もあります。2008年11月3日のブログ、奥沢海軍村で登場していただいたおばあちゃんの家を建てた方も、大正末期に海軍経理学校教頭を務められていた方のようなので、ここまで通ってこられたのではないかと思います。通勤は奥沢から目黒蒲田電鉄で目黒へ出て、山手線で有楽町へ、市電で築地という経路でしょうか。

ここから築地本願寺の方へ裏道を行くと、寿湯があります。東銀座あたりで飲み会があると帰りに重宝する銭湯です。魚市場、本願寺どちらからも近いです。建物は新しい外見で、脱衣場もシンプルです。でも浴室に入ってみると、柱や壁もきれいに塗られてはありますが、一段高く湯気抜きの天井がある伝統的な木造の造りです。意外に横幅があります。ただペンキ絵はなく、花の絵柄のタイルがある程度です。お湯の温度はちょうどいいくらい、ジェットや泡など多様な浴槽があります。近いので魚市場の方も来られるのかなと一瞬考えましたが、魚市場には専用の浴場があるような気もしますね。

寿湯 中央区築地6−12−4 15:00〜24:00 日曜、祝日お休み メトロ日比谷線 築地駅 徒歩5分