子供たちの元気な街、小菅の駄菓子屋と草津湯

北千住は東武、常磐線、つくばエクスプレスと3線が集まっていて、すぐ北の荒川の鉄橋は数えると北へ向かう線路が10本も。東武の次の駅は小菅、足立区という気がして、実際駅は足立区のようですが、葛飾区小菅です。
草津湯は小菅駅からは拘置所の向こう側にあるので、迂回しなければ行けません。荒川沿いが近いですが、少しだけ古隅田川の緑道をまわっていくこともできます。このあたりはかつて都会でもこうだったよなあという懐かしい雰囲気にあふれています。特に筋向いにある駄菓子屋さんは、古い木造のお店に、ゲームや駄菓子が所狭しと並んび、やさしいおばあちゃんと子供たちとともに、典型的な昭和の光景です。

草津湯も伝統的な木造銭湯で漆喰の破風の飾りも見事です。ここは番台です。ペンキ絵は兼六園、女湯が富士山のようです。今の草津湯の特徴は、洗い場に面した外の壁に子供たちが描いた壁画です。小菅の民話、こすげどん、という題で、優しそうな大蛇、その背に乗る大勢の子どもたち、木と虫など。外なので浴槽からはちょっと見えにくいのですが、島カランの前に絵に背を向けて座り、鏡に映してみると迫力があります。駄菓子屋さん、壁画と子供たちが活躍する小菅の街です。
草津湯 葛飾区小菅1-17-3 16:10〜23:00 月曜お休み 東武小菅駅から10分