銭湯のある「村」、明治村の半田東湯(はんだ あずまゆ)

明治村は博物館で村ではありませんし、そこにある半田東湯は、今は銭湯の営業はしていません。でも地方の小さな古い銭湯が一軒保存されているので、一度行ってみようと思っていました。
博物館明治村は、愛知県犬山市にあります。博物館とはいえ敷地は広く、60棟以上の貴重な建築が保存されています。西郷従道邸、品川燈台、三重県庁舎など、重要文化財に指定されている建物もあるますし、帝国ホテル中央玄関も有名ですね。

明治村はただ建物があるだけでなく、生活の一部も体験できるのがうれしいところです。例えば当時のレシピを参考にした食べ物もありますし、前橋監獄では房内で囚人の体験もできます。半田東湯は小さく、目立つデザインでもないので、あまり立ち寄るお客さんは多くはないようです。さすがに銭湯の体験は無理ですが、足湯で雰囲気を味わうことはできます。銭湯ファンにとっては、番台、二階に休憩場のある脱衣場など古い銭湯の構造も興味があります。
ところで半田東湯は愛知県の知多半島にある半田市の亀崎というところから移築されてきたそうです。そこにはJR武豊線が通り亀崎という駅があるのですが、実は亀崎駅の駅舎は日本で一番古い現存駅舎と記録されているようです。ただ実際に行ってみるとそれほど古い感じはしませんが・・・
半田東湯 博物館明治村内 名古屋から犬山駅まで名鉄で30分、犬山駅からバス20分。東湯の足湯は明治村入村料以外に100円必要です。(貸しタオル込み)
(明治村ホームページの「お客さん」のコーナーもご覧になってください。)