戦災復興区画整理、滝野川谷端地区と谷端川、新月湯

ちょっと更新が滞ってすみません。
板橋駅東側の戦災復興区画整理、滝野川谷端地区の谷端(やばた)には谷端川という川が流れていました。埼京線板橋駅の真下をくぐる通路がそれです。(矢端川と書かれていますが。)この川は今は暗渠になって流れは見えませんが、意外に長い川だったようです。源流は豊島区千早と要町の粟島神社で、そこから椎名町まで南下した後、一転北上して下板橋へやってきます。そこから東へ向かって滝野川谷端地区に沿って南へ向きを変え、どんどん南下して後楽園で神田川に注いでいたそうです。あまり名残はありませんが、池袋本町のあたりは谷端川北緑道、東上線の北側でも道路端の植樹帯になって、板橋駅下の通路につながります。

東上線下板橋駅東側の踏切を南へ渡ると新月湯があります。伝統和風ですが、玄関の上が破風になっていなくて、スペイン瓦の少しモダンな屋根が載っています。脱衣場は重厚な伝統的構造で、天井は高い格天井、番台の上には大黒様と恵比寿様?、脱衣場から眺められる庭もあります。ただ浴室に入ると普通ペンキ絵がある部分は青いペンキの塗りつぶしになっていますが、その下に多分九谷鈴栄堂・章仙?の鯉の細密タイルがあります。
新月湯 豊島区池袋本町4-25-1 15:30〜24:30 火曜お休み(営業の場合もあるようです。)東上線北池袋から5分