治水の歴史遺産、多摩川の煉瓦堤防は入船湯のすぐそばに

京急かモノレールの天空橋駅から羽田空港の縁を南に向かい、弁天橋で海老取川を渡ります。すぐに多摩川に出ますが、堤防道路から一筋陸側の道、歴史がありそうな羽田の街の中の道を上流(西)の方へ歩いていくと、川側の道端に煉瓦の低い塀が続いていくのに気づきます。
一見人家の塀のようにも見えますが、それにしては同じ高さでずっと続いているのが・・・これは古(いにしえ)の多摩川治水の堤防です。今はさらに河川側にコンクリートの堤防ができていますが、煉瓦の堤防も残されて、大切な治水の歴史を伝えています。

煉瓦の堤防が始まってすぐ右手に入船湯があり、銭湯の前からも煉瓦堤防が見えています。ビルの銭湯で天井は高くありませんが、全体に清潔な感じ。浴槽がちょっと変わった形に仕切られていて、電気、バイブラなど多彩です。
浴槽の背景は雪を頂いた険しい山と渓流の迫力あるタイル絵です。下の方に溶岩でお湯の出口が作ってあって、ちょっと温泉風。カエルの置物がのっていて、その右手には金魚が泳ぐ水槽がはめ込まれています。そんなに熱くないので、お湯に浸かってなかなか楽しめます。
入船湯 大田区羽田6-15-15 15:00〜24:00 第2、4金曜お休み 京急天空橋から10分くらい