5周年記念スペシャル版 城下町鳥取市の温泉銭湯

今日銭湯文化サポーター’Sのルーツ、美章園温泉さよなら見学会から5周年です。皆様お疲れ様でした。これからもがんばっていきましょう。
そういう訳で、今回は温めていたスペシャル版、鳥取からです。
鳥取市は意外に銭湯があります、というのも駅前からすぐ温泉地帯。市の中心部にも4軒の温泉銭湯があり、毎日早朝から開いているところもあります。市内のホテルに泊まると割引で入浴券を買うことができるのはうれしい!さっそく朝6時頃から出かけました。袋川のやよい橋から少し駅寄りにあるのが、日の丸温泉です。日の丸温泉はビルの1階ですが、暖簾がかかった男女別の玄関を入ると番台になっています。脱衣場は木の脱衣箱。浴室はかまぼこ天井で特に絵とか装飾はなく、実用本位。泡とかジェットもありません。ひたすらナトリウム泉の温泉のお湯がうりです。鳥取の人の話ではかなり熱そうでしたが、東京で時々出会う煮え湯というほどではなく、むしろすっごく気持ちいい。旅の朝風呂って最高ですね。

帰り道、袋川に沿った桜並木を歩いてきました。鳥取出身の作曲家の童謡の碑が並んでいます。ふるさと、春の小川、きんたろう、はなさかじじい・・・本当にたくさんあります。袋川沿いのきなんせ広場からお城へ向かう途中にあるレトロ調建物のわらべ館の童謡、唱歌の展示もいいですね。このきなんせ広場、智頭橋の北西には有名な「れんが湯」という銭湯がありましたが、何年か前にやめられたそうで、駐車場になってました、残念。
ぜひ行きたいのは石段が雰囲気を残す鳥取城と、城跡から足もとに見える仁風閣です。白い洋館の仁風閣はもともと名所でしたが、最近は一部に熱狂的ファンをもつアニメが原作の映画のロケが行われたことで人気上昇。観柳さんの自邸に主人公剣心が切り込んだのは左手のお庭から。お城の麓は武家屋敷やお寺が残り城下町の雰囲気を伝えていますし、ちょっと目を引く洋館風建物もあります。朝から営業している温泉銭湯を巡りながら歩いてみることをおすすめします。