旭湯と奥の細道旅立ちの千住大橋

北千住駅南の大踏切からまっすぐ西へ、国道4号を渡った少し先に旭湯があります。いわゆる宮造りではありませんが、和風の建物です。フロントに改造されているものの、立派な格天井で、坪庭もある雰囲気のある脱衣場す。お客さんはいらっしゃるのですが、とにかく静か。浴室は和風建築には珍しくかまぼこ型の天井です。浴槽の背景には雄大な山のモザイクタイル絵で、男女境にも白鳥?が飛ぶ湖のモザイクタイル。
そして熱いです。入れないほどではありませんが、入る前に気合を入れている方もいて、だいたい10秒程度であがられるようです。静かなのはそのせい?
旭湯 足立区千住宮元町13-10 14:30〜23:00 土曜お休み? 北千住駅10分くらい

旭湯から4号を南下すると京成千住大橋駅、もう千住大橋が見えてきます。隅田川に最初に架かった橋、文禄三年(1593年)ということなのでまだ江戸幕府が始まってない頃です。今の橋はタイドアーチで、昭和2年架設の震災復興橋梁です。
北詰め広場、奥の細道矢立初の碑は、あまりに有名な「・・・千じゆと云所にて船をあがれば、前途三千里のおもひ胸にふさがりて、幻のちまたに離別の泪をそゝぐ。 行春や鳥啼き魚の目は涙」です。このように芭蕉は千住まで舟で来て、と記してますので、千住大橋はすでにあったはずですが、渡ってないのですね。