暑い日は羽田可動橋から新呑川湯の水風呂へ、大阪なら谷六の幻の大阪銭湯展へ

28日まで、大阪谷町六丁目の建築設計室Morizo内やままちギャラリーで開催中の「幻の大阪銭湯展」に行ってきました。もう入ることができない名銭湯のありし日の姿をしのぶことができます。暑い日都心にお出かけの節には日差しを避けてちょっと休憩にもぜひお越し下さい。
世田谷区から大田区を流れる呑川沿いには、源流にある栗の湯をはじめ数多くの銭湯があります。呑川を名乗る新呑川湯はその一番下流の方で、京急蒲田からさらに1.5kmほど東にあります。大鳥居駅からも距離があるので、大森駅から森ケ崎行きのバスで北糀谷で降りるのが便利かもしれません。
ビルの銭湯ですが、脱衣場、洗い場、浴槽、とにかく広い。何より水風呂。水中メガネ、浮き輪使用禁止、飛び込み禁止と書いてありますが、実際に浮き輪を使ったり、飛び込んだりできるほど広いので、禁止しているのでしょう。水風呂は入らないという方でも、新呑川湯の水風呂はぜひ一度体験されることをお勧めします。水風呂ばかり話題にしましたが、明るくてきれいで多彩なお湯も気持ちがいいです。
新呑川湯 大田区大森南1-21-11 15:00〜24:00(日曜5:30〜10:00、13:30〜24:00) 第2、4、5金曜お休み JR大森駅からバス北糀谷歩いて2分

さらに呑川に沿ってどんどん下っていくと一見海に見える水路、海老取川に出ます。海老取川は天空橋駅近くの弁天橋のところで多摩川から分流してくる川ですが、呑川の出口のあたりはもう海というべきで、実際に呑川は海老取川の支川とはなっていません。呑川の出口から羽田空港の方を見ると水路の中にどどーんと立っているのが、首都高速羽田可動橋です。羽田線のトンネルと並行していて、羽田空港から都心方向の渋滞対策として平成2年に完成しました。海老取川は、河岸にある工場などへ運ぶ貨物船が通るので、船が通るときは2本の桁が旋回する珍しい可動橋が架けられました。その後湾岸線ができて混雑が緩和されたことから平成10年からは使われていませんが、羽田空港関係の交通増が予想されるので、現在も航路を開けた状態にして再登板の日を待っています。
旋回橋は国内では珍しく、富山県魚津市の生地中橋、天橋立の小天橋、尼崎閘門の管理橋程度しかありません。そしてかなり構造は異なりますが大阪市の夢舞大橋、これもあまり使われていませんねぇ。