足立区扇彫刻のある公園、おきもと湯

おきもと湯の最寄りは大師前から荒川土手へ行くバス通りの阿弥陀橋バス停で、一本東の通りを南に行きます。道路はかなり曲がりくねっていますが、ここも本木新道と同様に西新井堀という水路を暗渠にした道路だそうで、阿弥陀橋というバス停は昔あった橋の名前から取ったのでしょう。
西側は本木町都営アパートで、一角に扇彫刻のある公園という公園、その先は興本小学校(現在は小中一貫の足立区立興本扇学園)もあります。これらの住所は全て扇なのですが、名前はさまざまです。おきもと湯の住所は西新井本町4丁目で、興本があちこちの住所に分散していて、地図を見ないとちょっと歩きにくいかも。

おきもと湯は、扇彫刻のある公園の向かいにまず太い煙突が見え、材木が積み上げられた釜場の脇を通って玄関に出ます。屋根は新しくなっているものの、唐破風の立派な伝統和風の建物です。昔ながらの番台、脱衣場の天井も格天井ではありませんが、高くて立派です。坪庭も手入れされていて緑の中に花の紅が鮮やかです。タイルの清潔感あふれる浴室は、新しくきれいな富士山のペンキ絵で、ペンキ絵は傷まないように早めに塗り替えされるようです。男女境に熱帯魚のちぎり絵のタイル絵があり、ちょっと写実的で楽しい絵柄です。奥の間口いっぱいの浴槽に加えて外側にも薬湯があり、ジェットエステなど多彩なお湯も気持ちいいです。
おきもと湯 足立区西新井本町4-29-24 16:00〜23:30 月曜お休み 東武大師前からバス阿弥陀橋下車、または徒歩でも15分くらい