玉川上水の面影を残す代田橋の玉川上水緑道と湯の楽代田橋

玉川上水を下流へたどっていくと、和泉給水所のあたりからは甲州街道があってよく分からなくなってしないます。それで笹塚駅前から玉川上水緑道を上流側へさかのぼっていきました。少し南下した緑道は環七通りのところで北へ曲がり、ゆずり橋付近から水路が現れます。水路沿いの歩道に降りて、京王代田橋駅の下あたりから水路を眺めると、うっそうとした緑に覆われ、かつての玉川上水の面影を偲ぶことができます。新宿からすぐの場所にこんなに静かな落ち着く場所があるんですね。
ゆずり橋と平行して青い水管が玉川上水の上を渡っています。ここも水道の交差点です。ゆずり橋から水道の行方を眺めると、重さ制限のある、いかにも水道の上という感じの道路で、上流側には和田堀給水所が見えます。和泉給水所前の水道横丁で玉川上水と交差した水道が、再びここで交差しているのです。

環七通りで京王線をくぐり、甲州街道を渡ると、甲州街道に面して湯の楽代田橋があります。玉川上水はこのすぐ西で甲州街道をくぐってきます。湯の楽代田橋は平成9年という新しい建物で、設備が充実しています。銭湯には歩き疲れてたどり着くことが多いので、腰や足に心地よい多彩な浴槽はありがたいです。内装はタイルだけでシンプルですが、男女境の一番奥のところに載っている鬼瓦、この銭湯の前身、昭和33年9月建築の三光湯の名残ということです。特急こだま号とか、ブルートレインあさかぜ号が走り始めたのが33年で、昭和33年って実は私の生まれた年。
湯の楽代田橋 杉並区和泉1-1-4 15:00〜24:30(日14:00-) 木曜お休み 京王代田橋駅から5分