都電でめぐる銭湯、滝野川一丁目の鶴の湯

鶴の湯は滝野川一丁目電停のすぐ近くで、電停からはちょっと迂回しなければなりませんが、直線距離で100mほどです。宮造りではないものの和風の建物で改装されてきれいです。脱衣場、浴室の内部は伝統的な構造です。脱衣場には一応小さなウッドデッキの縁側風坪庭もあります。浴室にペンキ絵はなく、白いタイルで清潔感いっぱいです。浴槽は広く、ジェット、バイブラ、エステ、薬湯があって、さらに「白湯」が広々とコーナーを占めています。「白湯」という表示は珍しいかもしれません。ゆったりと体を伸ばせてとてもいい気持ちです。
鶴の湯 北区滝野川1-18-8 15:00〜25:00(日曜は14時から) 金曜お休み 荒川線滝野川一丁目すぐ

飛鳥山から庚申塚にかけては都電沿いに多くの銭湯があって楽しいエリアです。飛鳥山公園からとげ抜き地蔵まで適度に見所もあって、銭湯とまちあるきに都電が最適です。都電は一日中本数が多くて5分も待てば次が来ます。乗り切り制の170円なので、400円乗り放題の一日乗車券はとても価値があります。新しい8800型もいいですが、7000型は昭和52年から走っている最古参の電車で、以前の黄色い塗装を復活させた電車も走っています。
モーターなどの機器はさらに古く1950年代に製造されたものを再用しており、発車時や坂を上がるときの釣掛モーターの響きには昭和のノスタルジーがあふれています。