二層高架の京成青砥駅、高架線路に挟まれた先に成弘湯

今年も駅伝の季節ですが、箱根駅伝のコースにあった蒲田の京浜急行空港線と第一京浜国道の踏切は昨年からなくなって、昔駅伝の選手が踏切で待たされたというような伝説も過去のものとなっています。京急蒲田駅も本線と空港線が分岐するので、二層建ての大工事でした。京急蒲田から都営線へ直通する電車に乗ると行ける京成の青砥駅も、京成上野線と押上線が分岐する駅なので、昭和60年の高架化の時に二層になりました。
青砥駅の三階は成田方面、二階は上野方面と押上方面で、上下ですれ違っていく電車はなかなか壮観です。
この二層高架は第二寿湯さんの最寄り、近鉄布施駅のほうが先輩で、昭和52年に連続立体交差事業で高架になりました。

成弘湯は上野線と押上線が分かれていくその間にあります。路地の奥ですが、道路に面して行灯看板が出ているので迷うことはありません。破風のある和風建物の玄関まわりを改装してフロント方式にしてあります。脱衣場は高い格天井、広い庭は池もありますが、ちょっと寂しい感じです。浴室も伝統的な高い二段の天井です。浴槽背後には能登の見附島と富士山というちょっと破天荒なペンキ絵。描き直したばかりで、壁やタイルなどもきれいで清潔感いっぱいです。
成弘湯 葛飾区立石6-32-19 15:00〜24:00 金曜お休み 京成線青砥駅から7分