葛飾区金町湯、金町と江戸川

寅さんで有名な柴又には銭湯が多そうなイメージですが、実際には柴又という住所に銭湯はありません。比較的近いのが金町の金町湯です。
金町駅から右手、常磐線に沿って西へ延びる末広商店街にあります。千鳥破風の伝統的な建物で、玄関まわりも番台も昔ながらです。脱衣場は高い格天井、番台から見えないように暖簾が掛かった衝立があります。坪庭は小さいながら植栽中心にきれいに手入れがされています。浴室も伝統を守って、浴槽の背後に富士山と渓流のペンキ絵です。
金町湯 葛飾区金町5-14-9 16:00〜23:00 木曜お休み 常磐線線金町駅から6分

金町駅から国道6号を東へ行くとすぐに江戸川を渡ります。その南には有名な「矢切の渡し」、北には常磐線の江戸川橋梁があります。矢切の渡しは観光用ではありますが、夏は毎日、それ以外は休みの日などに運航されています。帝釈天の庚申の日も運航です。200円。
でも大阪市はさすがに水の都で、8か所の渡しがあって、全部無料なんですよね。
常磐線の江戸川橋梁は以前はカメラを持った人が集まる撮影名所でしたが、最近強風時の安全対策で遮風柵がつきました。羽越線最上川橋梁の事故以来遮風柵が増えています。写真は遮風柵がつく前の姿で、福島臨海鉄道から群馬県の安中へ亜鉛焼鉱、亜鉛精鉱を運ぶ貨物列車が渡っていきます。この列車は2009年の北区お玉湯以来二回目の登場です。