亀大小の防災再開発、江戸川区平井の千代の湯

江戸川区江東区にまたがる大島小松川公園は都営新宿線の南北に広がるとても大きな公園で、亀戸・大島・小松川地区(通称かめだいしょう)の防災再開発事業で作られた公園です。防災再開発のエリアは南は小名木川排水機場北側から、北は京葉道路まで、旧中川をはさんで100ヘクタールを超える広い範囲。江東デルタ地帯の防災拠点として地震などの災害時には江東区東部などから20万人の都民が避難することが想定されています。気持ちいい中川沿いの遊歩道を歩いて行き、再開発区域の北側、江戸川区平井は銭湯がたくさんあるエリアです。

千代の湯は、亀大小地区から京葉道路を越えて次の信号を区民館の方へ入り、小学校の裏を少し行くと右手にあります。平井駅からも近いです。立派な破風のある伝統的銭湯建築です。フロント方式ですが、番台の周囲を小さく囲ってあるだけで、脱衣場は高い天井、坪庭には金魚の池と雰囲気があります。浴室も伝統的構造で、浴槽背後は西伊豆、富士山のペンキ絵。男女境のモザイクタイル絵は一見よくある西洋の湖畔かと思いましたが、灯篭があり、建物も白壁、瓦葺きで日本の風景です。モザイクタイルだとどうしても欧風に見えてしまいますね。浴槽は6種類と多彩で、サイドよりは岩ブロ風になっています。
若くて明るい女将さん、「ありがとうございます。気をつけて」と帰り道のお客さんに元気な声をかけて、自転車で夕飯の買い物かな。
千代の湯 江戸川区平井4-19-7 15:00〜25:00 土曜お休み 総武線平井駅から8分