恐竜ブームの福井、鉄道を応援する福井

福井のお話を一度で紹介しきれなかったので、その続きをお届けします。
松の湯の帰り道、福井駅前を通ると、広場にライトアップされた恐竜の像から、鳴き声が響いていました。福井県勝山市は恐竜の化石がたくさん見つかっていて、福井駅前の像も福井産の恐竜を復元したそうです。肉食恐竜の化石も見つかっているんですね。けっこうリアルな像で(といって恐竜を見たことはないので、どこまで本物かはだれもわかりませんが)、昼間より夜の方が迫力があり、お風呂に行くついで楽しめます。

翌日、福井駅から恐竜博物館の勝山へは、えちぜん鉄道で勝山に行くほかに、JRの越美北線で越前大野へ行く方法もあります。その途中で最近ひそかなブームの一乗谷朝倉遺跡によることもできます。あのCMに出てくる犬のおとうさんの実家という設定。写真の列車の前方に見える丘の向こう側が一乗谷です。越美北線は平成16年の洪水で、足羽川にかかる5本の鉄橋が流失する壊滅的な被害を受け、福井県などの支援で平成19年に3年ぶりに復旧しました。列車は左にカーブして、その先にやがて復旧した第一足羽川橋梁が見えてきます。
それから、えちぜん鉄道は元京福電鉄といいましたが、平成12年と13年に車両の老朽化などもあって正面衝突事故を起こして廃止、その後福井市、勝山市、さらに地元住民が出資したえちぜん鉄道として復活しています。
福井はがんばって鉄道を走らせていますので、おでかけの際はぜひ、鉄道をご利用ください。