川越街道の五本けやきと冨の湯

しばらく更新できなくてごめんなさい。海外出張とか続いていたものですから、その話はまたにして街と銭湯、久しぶりに更新します。今回も最近よく行ってる東武東上線です。
上板橋駅から南へ行くとすぐに川越街道に出ますが、交差点の左手、道路の西行きと東行きの車線の間が開いていて、高いケヤキの木が立っています。「五本けやき」といって、昭和の初め、川越街道の幅を広げる時に、屋敷林のけやきの木を残すために、こうなったそうです。
以前住んでいた大阪の玉造にも道路の真ん中に立っている木があったなあ。今はなき法円坂温泉の近くでしたが。古墳とか石垣とか、大木とか里山とか、意外に道路が遠慮して避けているのを目にします。一見危ないように思いますが、車もスピードが出せないのでかえって事故がないのでは。

川越街道を東へ行って少し北へ入ると、川越街道と東上線の間に冨の湯があります。玄関は新しい感じですが全体は和風の建物、脱衣場、浴室も伝統的な構造です。脱衣場は番台で、高い平天井、鯉が泳ぐ大きな池、石橋、灯篭の坪庭がみごとです。浴槽の背景は富士山のペンキ絵で、頂は男女境で横幅のあるゆったりした浴室なので、富士山が雄大に見えます。男女境の壁には熱帯魚のモザイクタイルです。
冨の湯 板橋区東新町1-13-13 14:00〜23:00 6のつく日がお休み 上板橋駅から10分