堀切菖蒲園から、ちょっと道はわかりにくいけれど亀の湯へ

京成堀切菖蒲園駅から堀切菖蒲園へは商店街を南へ行きます。案内に従って曲がるとやがて堀切菖蒲園ですが、まわりは住宅街で意外に静かなところにあります。区の公園なので無料がうれしいです。全体は和風の庭園で、休憩所などの施設も整っています。菖蒲のころは賑わうのでしょうが、晩秋の頃でも冬桜が咲き、四季それぞれの趣があります。冬桜の花の足元には来年いっぱい花を咲かせそうな菖蒲がスタンバイしていました。
堀切は、江戸時代には歌川広重の浮世絵「名所江戸百景」に登場するほど、菖蒲の名所になっていたということです。昔は綾瀬川などの川の水はけが悪く、湿地帯だったのでしょう、付近にはたくさんの菖蒲園があったそうです。

堀切菖蒲園の近くには日の出湯と亀の湯があります。亀の湯も近いのですが、堀切二丁目は道路がくねくね曲がっていて、番地の付け方がうまくいかず、住所ではなかなか亀の湯にたどり着きません。堀切児童遊園、堀切二丁目公園とたどるとかなり近くに出ます。
亀の湯はたまに見かける洋館風の建物です。暖簾は真ん中が水色で「おふろ」、左右は赤で昔の銭湯通いの情景が描かれたもので、ちょっとしゃれています。玄関を入ると内部の構造は伝統和風と大体同じ、脱衣場の天井などは格天井で、渓流と富士山のペンキ絵もちゃんとあります。行った日は林檎湯の日で、お風呂はいい香り、さらにお客さんにサービスということで、一個いただきました。ありがとうございました。
亀の湯 葛飾区堀切2-47-9 16:00〜22:00 木曜お休み 京成堀切菖蒲園駅から8分