私がセルフ・カウンセリングを学び始めて2年が経ちました。
セルフ・カウンセリングを学んでよかったなぁと思うことは数々ありました。
なかでも思い出すのは、学び始めて2ヶ月位のことです。
当時、私はまもなく二歳になる娘と夫と三人で暮らしていました。
三年間の不妊治療を経て妊娠しました。
妊婦の時はとても幸せな気持ちであふれていました。
それなのに、あんなに欲しかったわが子を前に幸せな気持ちが感じられなくて
不安になりました。
さらに娘が生まれてから、仲の良かった夫婦関係に亀裂を感じました。
優しかった夫はいつもイライラしているように感じました。
私も慣れない育児に疲れていました。昼間、子供と二人だったときに、
やりきれない気持ちになり、食器棚のお皿を玄関のドアにぶつけて割ったことも
二回くらいありました。
今、思うと、育児ノイローゼという状態にあったのかな・・・とも思います。
一回に割ったお皿はスーパーの袋に8分目くらいの量だったのですが、
仕事から帰った夫は文句も言わず、私を心配してくれて、お皿も片付けてくれました。
それなのに、私は夫との生活に限界を感じていました。
<この人と一緒にいても傷つけあうだけだ>と思っていました。
子育ての悩みで始めたセルフカウンセリングでしたが、
夫婦喧嘩がつらいので記述をしてみました。
読み返してみると夫は以前と変わらないマイペースな夫でした。
そして子育ての不安やストレスで夫に助けて欲しいのに、
私の口から出る言葉は嫌味ばかりだったことに気づきました。
本当に伝えたいことは心でつぶやいているばかりでした。
この記述を機に夫との喧嘩の場面をいくつか記述しました。
すると、あることに気づきました。喧嘩がパターン化していたのです。
私は疑問形で怒る。(例えば「なんでお風呂いれてくれないのよ!」)
すると夫はその疑問(「なんで?」)に答えようとする。
(「だってブロックやりたいっていうから・・・」)
私はその言葉を言い訳と受け取り、更に怒る。夫は疑問に答えただけだと怒る。
どこの御家庭でもありそうなことだと思うのですが、うちだけでしょうか?
この喧嘩のパターンの発見は、衝撃でした。私は疑問形で怒っていたから、
夫が言い訳をしていたんだ・・・。
と、気づいたときは、すっきりしたというか、笑ったというか、とても嬉しかったです。
それから夫婦喧嘩は(無くなりませんが)とても減りました。
先日夫にも確認しましたら、「確かに減った」と言っておりました。
最近は不思議なことに、ドッカーンというように怒りの気持ちが爆発してしまうような
状態がほとんどなくなりました。
そしてなにより、娘がかわいくってしかたありません。
友人の親馬鹿ぶりを見ていいなぁと思っていた私も
セルフ・カウンセリングのおかげで親馬鹿の仲間入りです。
これからもセルフ・カウンセリングを続け自分や娘やいろいろなことを
受け止める力を付けていきたいと思います。
興味をもたれた方は、是非、教室にもいらしてください。
ありのままを受け止めてもらえる場所というのはナカナカないと思いますが、
教室はそういう場所になっています。以上です。ありがとうございました。
平成17年11月11日 記 ピース (%王冠%)