「 自己発見法(セルフ・カウンセリング)と私 」 Nさん
セルフ・カウンセリングを始めて7年になります。
ちょうど親しい友人とうまくいかなくなって、
自分の悩みは自分で考えていくしかないのだなあと
思っていた時にセルフ・カウンセリングの公開講座が開かれました。
始めはカウンセリングの名をかたった宗教ではないかと用心してのぞみました。
でも全然宗教ではなく書くことで自分をカウンセリングしていく方法で、
一生続けていける生涯学習だとわかりました。
もともと日記を書くのが好きだったのですが、
決められた用紙に、簡単なルールに沿って書くだけで
自分でも「えっ?」というような発見がありました。
セルフ・カウンセリングの方法とくらべて日記は
自分の考えの中で堂々巡りしていただけだったような気がします。
公開講座を受けて家に帰ると重荷を降ろしたように
胸がスーッとしていることに気がつきました。
このスーッとした気持ちが忘れられずセルフ・カウンセリングを始めました。
セルフ・カウンセリングを始めて一番大きかったのは、
自分で考える力がついたことです。
私は自分の事が大嫌いでした。
だからかも知れませんが、生きている事が辛くてたまりませんでした。
でも、少しずつ、少しずつセルフ・カウンセリングの方式で書いているうちに
気がついたら、自分の事が愛しくなっていました。
理想の姿にしばられて、
本当の自分を厳しく批判して生きてきた事に気づきました。
そうしたら決して理想の姿ではないけれど
一生懸命生きている自分に気がついて
そんな自分を大切に思うようになりました。
ありのままの自分を許せるようになった分、
他の人のありのままの姿も少しずつ認められるようになり、
人とのお付き合いもずっとラクになりました。
そして何より変わったのは生きている事が辛くてしかたがなかったのが、
辛いけど生きていくのも悪くはないかなあと思うようになったことです。
セルフ・カウンセリングは私にとってなくてはならない大切なものです。
子育て中で思うように書けない毎日ですが、
その時その時の状況に合わせて細くとも長く一生続けていけたらと思っています (%晴れ%)