自己発見法(セルフ・カウンセリング)〜共に生きる〜

私達は、過去の自分の経験から知らず知らずのうちに
自分なりの価値観で目の前の事を判断しています。
それは、ごく自然でそれ自体が悪い訳では、ありません。

ただ、それは、その人それぞれの評価であって、
そのものが存在する意味まで左右するものでは、ない筈です。
評価や価値は、時に人を不安にさせます。
自分や他者にとって価値がないと感じると、まるで
存在そのものまでが、意味がないように感じられてしまうかもしれません。

自己発見法(セルフ・カウンセリング)は、
私達が目の前の出来事を自分の評価や価値で判断している事に
気付き、「お互いが存在している事に意味があり、心の奥底では、
評価や価値を超えて共に生きる道を創造したいと願っている」
事を実感する為に創案された方法です。

ひとつひとつの気付きが、かけがえのない自分自身への
受けとめにつながっていきます。
「存在そのものに意味がある」誰もがそう信じて生きて欲しいと
心から願っています。

<自分の心って、何だろう?>

1 意識とは?

 ・心とは意識の流れである
 ・意識とは何かに向かっている
 ・意識は何かを照らし出す
 ・意識は何かを選び出す

2 感情とは?
 
 ・感情は評価をふくんでいる
 ・感情は行動に駆りたてる
 ・感情があるのは生きてる証拠
 ・感情が起こるのは起こるわけがある

3 感情の奥には・・・・?

 ・感情の奥には欲求がある
 ・欲求にはかぎりがない
 ・欲求こそいきる行動力
 ・欲求が人生を決める

4 欲求とは?
 
 ・自分の生命を保ちたい—自然的欲求
 ・自分の能力で自分自身のメウチを確かめる
 ・人から評価されたい—社会的欲求
 ・社会の評価で自分自身のネウチを確かめる
 ・自分の理想を実現したい—文化的欲求
 ・理想の実現で自分自身のネウチを確かめる
 ・自分のネウチを肯定したい—物理的欲求

<自分の心に出会えるために>
 
1 セルフ・カウンセリングとは?

 ・書くことは心に出会うはじめの一歩
 ・具体的に書いてはじめて見えてくる

2 場面状況を書いてみよう

 ・どんな状況だったんだろう?
 ・場面状況用紙に書いてみよう
 ・場面状況がかけました

3 記述のルールとは?
 
 ・自他境界線で相手と自分を書き分ける
 ・自他境界線は人格尊重線
 ・記述には三つのルールがある

4 場面記述をかいてみよう

 ・具体的に書き表してみよう
 ・どんな思いでも書いてみよう
 ・具体的に書くために、工夫してみよう
 ・場面記述がかけました

<自分の心を受け止めるために>
 
1 場面記述を読んでみよう

 ・現実を現実として認めよう
 ・評価するのではなく、現実を理解しよう
 ・現実が受け止められてくる

2 自分の心が見えてきた!
 
 ・自分はどんな気持ちだったんだろう
 ・自分の欄を読んで気がついたこと

3 ほかの人の心が見えてきた!
 
 ・相手は、どんな気持ちだったんだろう
 ・相手の欄を読んで気づいたこと

4 心と心が触れ合った!
 
 ・どんな気持ちの食い違いがあったんだろう
 ・相手と自分の欄を読んで気づいたこと
 ・ホンネとタテマエの葛藤を読みとってみよう

<自分の心と向き合って>
〜セルフ・カウンセリング体験記録〜

1 結婚しているかどうかにかかっていたんだ!
 
 ・一気に感情がふきだしてきた!
 ・自分で自分を試していたのか・・・
 ・離婚した自分に、まだ納得していなかったんだ!
 ・結婚している人は、自分より偉い人
 ・結婚していない、恋人がいないという事実が重かった!
 ・悪循環をくり返していたんだ!
 ・過去の場面が思い出されてきた

2 愛されたいから,自分で自分を縛っていたんだ!
 
 ・どうしたら彼を忘れられるの
 ・彼はドアを閉めたんだ!
 ・彼に嫌われたら,生きていけない!
 ・ミジメな自分をみたくなかった!
 ・自分で自分を傷つけてきたんだ!
 ・等身大の私でいいんだ!
 ・のびのびと好きになりたい!

3 顔のことで自分で自分を否定していたんだ!
 
 ・ショックだった場面を取りあげてみた
 ・顔かたちですべてが判断されるように思っていたんだ!
 ・自分をもっと尊重してもらいたかったんだ!
 ・心の動揺をかくすだけで精一杯だったんだ! 
 ・なぜかコンプレックスが消えてしまった!
 ・すべてのとらわれ~自由になりたい!

4 まわりの人の目を気にしていたんだ!

 ・こわいお母さんだな
 ・お母さんは子どものことを心配していたんだな
 ・ほかの子のことがきになっていたんだ!
 ・ほかの先生方の目も気になっていたんだ!
 ・思ったことを言葉で伝えていなかったんだ!
 ・理想の先生のイメージにとらわれていたんだ!
 ・お母さんと一緒に泣きました

「自分の心に出会える本」 渡辺康麿【著】
を参考に紹介しました。