太極拳の始祖は17世紀初頭の陳王庭、普及したのは20世紀初頭の楊式太極拳を編み出した楊福魁と言われています。
太極拳は、自分で身を守る、自分で自分の健康を管理するが目的です。そのために、当時の中国で長生きといわれている動物(鶴・猿・熊・鹿・蛇の5禽戯)の動きを観察し、その動きを真似て誕生したのが健身拳術といわれるものでした。それを健康体操に高めたのが太極拳です。
呼吸と動作の一致を求めて、東洋医学と武術を併せて健康体操に特化して、今の太極拳となったといわれています。