スイカ畑に雉が卵を産む − 私の畑日記(1)

((私が家庭菜園を始めたのは約15年前になります。まだ現役の頃です。きっかけは家内が友達と一緒に家庭菜園を始めたことです。自宅より約1.5km離れた久寺家に約20坪賃貸でスタートしました。 本を読み、オーナーのおじさんから教育指導を実務でいただきました。5年ごとに面積を40坪から60坪の現在まで拡張しました。連作障害の防止と新規アイテムを作るスペースを確保する為です。 
さて、今年の夏は猛暑で、畑仕事も大粒の汗を流しながら二人で一緒に朝の涼しい内に出掛け、暑くならないうちに終わる様に段取し、熱中症にもならず頑張っています。 畑の近くに春と秋には野鳥が巣作り、子作りに飛来してきます。今年も声を聞き、姿を見ています。
ところが今年の夏はなんと私のスイカ畑で雉が6個の卵を産み、温めていました。私を見て、雉はびっくりして飛出してどこかに行ってしまいまいた。卵が外敵から見えないようにスイカの茎、葉、草を巣にかけて家に戻りました。一夜明けて再び現場来てみると、雉は驚いたことに巣に戻り一身になって卵を抱いているのです。私がカメラのシヤッターを切っても逃げません。人間も鳥も親は強いです。

私の日記帳より、5時40分起床、着替えて畑に行く。卵を温めている雉の写真を撮りに行く。飛ない・逃げない・一生懸命抱いている・・・原文のまま。

8月29日(日)、朝早く見に行きました。巣立ちして空っぽでした。多分近くの森か、あけぼの山の森に連れて行ったと確信しました。また来年の夏、成長した姿を見せてくれる事を待つことにします。
(会員: 柏倉輝雄)