ホームページ新着情報(12): 「川瀬巴水木版画展のお知らせ」

12/25のホームページの新着情報は、『お知らせ』コーナーの「川瀬巴水木版画展のお知らせ」です。
この展示会には、我孫子の景観を育てる会も実行委員会の構成団体として、積極的に参画・協力を行っています。川瀬巴水の木版画展は、本年4月に柏高島屋において開催されて多数の来場者を集めましたが、今回、我孫子市民プラザで開催される展示会はさらに規模を拡大し、盛りだくさんなイベント内容になっています。「川瀬巴水展」としては、過去に例のない貴重な展示会となりますので、ぜひお見逃しのないようにお奨めいたします。
なお、ホームページをご覧いただくには、このページの左欄の下方にある『リンク』コーナーにある「我孫子の景観を育てる会ホームページ」をクリックしてご覧下さい。
(写真は、「川瀬巴水木版画展」ポスターです。)

以下は、「川瀬巴水木版画展」の見どころ情報です。

◆チケット購入者本人は、会期中何度でも再入場できます
◆過去に例を見ない総数200点を超える巴水の作品が展示されます。
◆同門で親友の伊東深水の作品「髪」も展示されます。
◆過去の図録にも未収録の幻の作品「手賀沼」(我孫子ゴルフ倶楽部所有)が特別出品されます。
◆「夕暮れ巴水」の著者の林望氏や「何でも鑑定団」鑑定士渡邊章一郎氏の講演があります。
◆伝統工芸士の江戸木版画摺り師による摺り実演が毎日2回行われます。
◆毎日違ったメンバーによるトークショーが開かれます。我孫子の景観を育てる会の顧問の富樫道廣さんが3/22に登場します。
◆ミュージアムショップが設置され、後刷り作品、図録、ポストカードなどが販売される予定です。
(写真は、林望著の「夕暮れ巴水」。)

【川瀬巴水の紹介】
川瀬巴水(明治16年−昭和32年、かわせはすい)は、大正期から昭和期に活躍した版画家です。衰退した浮世絵版画を復興を目指して新しい浮世絵版画である新版画の確立に尽力したことで知られています。近代風景版画の第一人者であり、日本各地を旅行し旅先で写生した絵を原画とした版画作品を数多く発表、日本的な美しい風景を叙情豊かに表現し「旅情詩人」「旅の版画家」「昭和の広重」などと呼ばれています。欧米では広く知られ、国内よりもむしろ海外での評価が高く、浮世絵師葛飾北斎・歌川広重等と並び称され、「3H」(Hokusai、Hiroshige & Hasui)と呼ばれているほどの人気があります。(出典:Wikipedia)
巴水は27歳で日本画家の鏑木清方に入門し、35歳頃から版画制作を主としています。
昭和28年に文部省文化財保護委員会からの依頼で木版画技術の記録作成のために、伊東深水の美人画「髪」川瀬巴水の「増上寺の雪」が制作され、国賓として来日する方々へも贈られました。今回の展示会では、この2つの作品も展示されます。
(写真は、「川瀬巴水木版画集」の図録。)