我孫子市の隣町の取手市には「坂道愛好会」なるグループがあって、11月に我孫子を訪問されました。その時の様子を、我孫子の景観を育てる会のホームページの『レポート』コーナーでも紹介しております。
なお、ホームページをご覧いただくには、このページの左欄の下方にある『リンク』コーナーにある「我孫子の景観を育てる会ホームページ」をクリックしてご覧下さい。
この「取手坂道愛好会」の活動が、取手駅東西連絡通路のギャラリーで展示・紹介されているとの情報があり、さっそく見学に出向いてきました。
写真は、「取手坂道愛好会」の活動紹介の展示/取手駅東西連絡通路ギャラリー)

坂道愛好会では、取手市内にある400の坂道を調査して、散策ルートマップや小冊子を発行していますが、坂道愛好の名前が示す通り、市外の坂道の散策にも出向かれているようです。
我孫子の景観を育てる会では、「我孫子の坂道マップ」を作成した経緯もあり、同好の士も多く、今後とも交流を図っていくことで意気投合したようです。
写真、「我孫子の坂道散策」の紹介。)

ところで、坂道の街として有名な神戸、長崎、函館、尾道などには、坂道愛好会は存在しないようです。これらの街の坂道は、生活を支えるために踏み固められてきた道であるため、旅行者が感じる歴史や郷愁とは、違う感情の対象だったのでしょう。
しかし、坂道や峠から振り返る景観にある懐かしさを感じることができる人々が多いことは、何となく社会にゆとりを感じられていいですね。
写真は、坂道愛好会会員が製作した素晴らしいスケッチ。)
(T.S.記)