最近、疲れ休めに、家の近所を散歩します。
ハケの道が近頃手入れされ、少し形が付いて来たのに気が付きます。
旧村川別荘のハケの道に出る門が完成し、4月17日にオープンとありました。京北の駐車場の裏手に当たるところのハケの裾の崩れかかったところが整理され、がけから浸み出る水を受けて集める流しが設けられました。
こうして少しきれいになった道を歩きながら眺めると、立派な桜の木が満開で、見栄えがします。村川別荘に隣接する子の神の桜を見てから、志賀直哉の旧居跡へ向かって歩くと、滝井孝作の寓居跡に、人知れず年を経た桜があります。さらに一小から下って来る坂の下近くに、「寿子の神公園」という小さな公園があって、太い桜の大木が、観る人もないのに豪勢に花を咲かせています。更に進むと、島根さんと並ぶ豪邸の左近司さんの庭も、大木の桜を誇っています。次に志賀邸跡の1本を見てから、楚人冠の旧居の庭に入って散策すると、ここにも大きな桜の木があるのですが、今は数々の椿の花が満開で、そのあでやかさの前に、桜もやや顔色を失うと言った様子でした。
(写真1: 楚人冠邸園の紅椿)
ちょっと散歩に出るだけで、このような風景を楽しむことができる我孫子の素晴らしさを改めて認識しました。 (会員:A.S)
(写真2: 楚人冠邸園の白椿)
(写真3: 楚人冠邸園の斑入りの椿)