第212回 定例講演会 ”中川一政・人と作品”

講演者 定塚順和 (会員)
場所 アビスタ 第二会議室
日時 平成25年3月13日、14日

1.とにかく生きなきゃ

 どんな死に方をするかは、誰にも分かりません。
 「ですから、とにかく生きているうちは、・・やしはり生きていなくちゃいけません、
 おかしいでしょうか。

2.画の中に書がある
 このごろ伝統ということを考えている。
 昭和40年に僕がパリで展覧会を開いたとき、フランスの画家たちが見に来て、
 先ず最初に、「画の中に書がる」と言った。
 
 西洋の線というのは、書の線とは違う。 むこうの線は形を取る。
 形の方からきている。 書というのは精神の方から来ている。
 勢いとか、打ち込みとか。 打ち込みが強いとかいうのは、西洋の線にはない。