梅雨空の下で咲き誇る代表の花が紫陽花ですが
以外にもこの時期はいろいろな花が咲いています。
くちなしの花、ビヨウヤナギ、ハンゲショウ等等
雨の中野原に出ることが少なくなる季節ですが
雨の中で長靴を履いて大きな傘をさして歩くと
意外に楽しいのです。

その中で群れて咲いていると意外な美しさを
見せる花がどくだみの十字形です。
抜いても抜いても生えてくるこの花、
しかし、俳句の世界では「十薬」季語として
楽しまれています。

抜かれてもどこかに自分の居場所を探し
そこで純白の花を咲かせ漢方薬としては
昔から王様に近い野草です。
人も名誉欲や名声を捨ててこの花のように
抜かれてもどこかに根を下ろし
人の役のたつ生き方がすばらしい。

ところで、八重咲のどくだみの花を見つけました。
私の仕事場である近隣センターの草の中に
咲いています。
昨年は誰も気がつきませんでした。
今年もまもなく、このセンターの庭の整備で
刈られてしまうでしょう。
一輪挿しにさしたらなかなか素敵な一輪でした。

こんなどくだみの花はいかがですか。