これは私の身内の庭です。
50年前にこの庭はこの家の夫が庭師に頼んでつくり
植木は毎年庭師によって手入れされ、芝生の庭は
この家の夫が88歳で亡くなる前の年まで雑草をとり
かわいがってきました。
この家の前の道が、4m以上に広げないと
奥の土地の開発ができず、ここ一帯の地主の相続で
多くの借地の方が長い話し合いの結果
私の身内の家も庭を一部提供した形で60年以上の借地権に
決着をしました。
昨日、ここに工事が入りあっという間に何年も親しんできた木が
伐られたと、この家の84歳になる未亡人が嘆いていた。
記念に丸太を少しもらっておいたらと先日アドバイスしておいたのに
気がついたらもうなかった、ほんの1・2時間のことだったと・・・
残りの木には50年の歴史のある柘植があるので
これは出来るだけ切った丸太をおいておいてもらう と。
この春、私は近所の家の桜が伐られる寸前を
お願いして小さな丸太で残してもらった。
5月1日のこのブログに書いた。
なぜ、人間より長生きしてきた木を今の開発業者は
何の思いもいだかないのだろうか。
せめて、その土地の持ち主は木の一部を何かに
使ってもらえないのだろうか。